タクシーアプリで呼んだ車が、私の目の前をスーッと素通りしていきました。
「いやいや……そんな間違いある?」と思わずツッコミたくなる移動トラブルの顛末です。
ところが、画面に表示された色とナンバーの車が、私の前をスーッと通過。
運転手さんと視線さえ合わず、一瞬「え?」と立ち尽くしてしまいました。
アプリの「乗車場所」をどんどん遠ざかっていくタクシー。
手を挙げる間もなく置いていかれ、胸の奥にイヤなざわつきが広がりました。
まさかの勘違いが判明
アプリの地図を見返しながら、運転手さんに再度メッセージを送りましたが、運転中なのでなかなか既読になりません。
その間にも、地図上のタクシーは私のいる場所から離れ、降車予定のエリアへと近づいていきます。
後ほどわかったのは、運転手さんが乗車場所を「降車場所」だと勘違いしていたということ。
迎えに来るべき場所とは真逆へ向かっていたようで、そりゃ来ないはずだとガクッ。
「そんな間違いある??」と心の中でツッコミつつ、急いでキャンセルしました。
絶望したけれど、早めの行動に救われた
すぐに別の空車を見つけることができ、なんとかタクシーに乗車。
予定より少し遅刻することになりましたが、早めに動いていたおかげで被害は最小限で済みました。
ただ「自分が呼んだタクシー」が遠ざかっていくあの瞬間の絶望は、しばらく忘れられません。
移動には慣れているつもりでも、思わぬ落とし穴があるものだと感じた出来事です。
【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。