これは、筆者が実際に体験した話です。
幼稚園の保護者総会で、あるママさんから「汚れた服は洗濯して乾かして」というまさかの要求が! 会場が凍り付く中、園長先生が放ったスカッとする一言とは? 筆者が体験した、驚きと称賛のエピソードをご紹介します。

「ですが、現状の職員数と設備では、すべてのお子さんの洗濯物を管理することは物理的に困難です。もし洗濯業務を行えば、その分、子どもたちと向き合う時間が削られてしまいます。私たちにとって一番大切なのは、大切なお子さんたちの安全を守り、保育することですから」

理不尽な要求よりも「子どもの安全」を最優先する姿勢

「保育がおろそかになっては本末転倒です。ですので、そのご要望にはお応えできません」園長先生は、ハッキリと「NO」を突きつけました。その言葉には、「親の負担軽減も大切だけど、私たちは何より子どもの命と成長を預かっているんだ」という強いプライドが込められていました。

要求をしたママさんは、まさかここまでハッキリ断られると思っていなかったのか、「あ、そうですか……」とバツが悪そうに引き下がりました。
決して口には出しませんでしたが、多くの保護者が心の中で(園長先生、ナイス!!)と拍手喝采を送っていたに違いありません。

無理なものは無理と線を引き、その理由として「子どものため」という一番大切な軸をぶれさせない。
その園長先生の姿勢に、改めて「この園に預けてよかった」と感じた出来事でした。
モヤモヤする出来事でしたが、最後は園長先生の凛とした対応のおかげで、スカッと晴れやかな気持ちで帰路につくことができました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2015年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。