娘の習い事の送迎で遭遇した、思春期女子たちのあからさまな「塩対応」。
思春期女子ってこんな感じだったっけ……? とへこむ私をよそに、娘は全く気にしていない様子。40代筆者が体験した、娘の意外な一言に救われたエピソードをご紹介します。
思春期女子ってこんな感じだったっけ……? とへこむ私をよそに、娘は全く気にしていない様子。40代筆者が体験した、娘の意外な一言に救われたエピソードをご紹介します。
恐怖! 挨拶しても無視される「アウェー」な空間
娘が通っている習い事の教室へ送迎に行ったときのこと。そこには、娘と同じ年頃か少しお姉さんの女の子たちが数人でたむろしていました。
「こんにちは!」と明るく声をかけても、彼女たちはスマホから目を離さず、チラリとこちらを見ただけで無反応。
かろうじて一人が蚊の鳴くような声で返してくれましたが、その態度は明らかに「ダルそう」そのものでした。
(うわぁ、なんか怖い……)
思春期特有のアンニュイな雰囲気なのか、それとも私が「部外者」だからなのか。
私はその場のいたたまれない空気に圧倒されていました。
女子特有の「グループ」の圧、そして排他的な空気感。
自分が学生だった頃の複雑な人間関係を思い出してしまいました。
「あの子たちと仲良くできる?」母の心配は止まらない
どんよりとした気持ちでふと娘の方を見ると、彼女はまだ幼さが残る無邪気な笑顔で、別の友達とキャッキャと走り回っています。
無邪気に笑い合う姿は、先ほどの冷ややかな女子グループとは対照的です。
しかし、私の心の中には黒い雲が広がっていました。
(あの子たちと同じ空間で、娘は上手くやっていけるのかな?)
今は楽しくしていても、いつかあのような「塩対応」の洗礼を受ける日が来るのではないか。
もしかして、すでに仲間外れにされたり、陰で何か言われたりしているのではないか。
心配になった私は、休憩時間に娘をこっそり呼び寄せ、声を潜めて尋ねました。
「ねえ、あっちにいる子たちとは遊ばないの?」