金を貸せば友を失うという言葉があります。筆者の夫にはお金を周囲に借りまくっている同僚がいます。ある日、この同僚の思いがけない行動に、私たち夫婦は言葉を失ってしまいました。とんでもないエピソードをご紹介しましょう。

同僚・K

私の夫には、子どもが8人いる職場の同僚・Kがいます。
Kはとても子煩悩な人で、たくさんの子どもに囲まれて楽しく生活していると聞いていましたが、このご時世では当然経済的に困窮することが多く、夫も含め、職場の人に少しずつ借金をしていました。

夫は「奥さんも働いているけど、どうしても足りないって言うから。次の給料で返すって」と3万円ほどのお金を貸していましたが、一向に返ってくる気配がありません。
夫に聞いても「言ってるんだけどなぁ」という状態が、かれこれ1年以上続いていたのです。

新車

ある時のこと。
夫が通勤で使っている車を車検に出したため、私の車で夫を会社まで送って行きました。
すると、駐車場には新車のミニバンが停まっていて、なんとそこからKが降りてきたのです!

こちらを見ると「あ、おはようございます!」とにこやかに挨拶。
私もその時は挨拶をしたものの、家に帰って来てから釈然としない気持ちになりました。

「生活するお金が足りない」とそこらじゅうで借金をしていて、誰にもお金を返していない状態なのに、どうして新車のミニバンに乗れるのでしょう?
「もしかしたらローンなのかもしれないし、親族から援助があったのかもしれない」という可能性も考えましたが、夫からは「周囲の人でもKからお金を返してもらった人はいない」と聞いていたので、モヤモヤを抱えてしまったのです。