筆者がシングルファーザーの友人から聞いたエピソードです。
3歳の娘が大好きだったビーズ遊び。片付けの途中で1個だけ足りないことに気づきました。まさか、鼻や耳に入れたのでは……? 不安が募り、慌てて救急外来へ向かいました。
3歳の娘が大好きだったビーズ遊び。片付けの途中で1個だけ足りないことに気づきました。まさか、鼻や耳に入れたのでは……? 不安が募り、慌てて救急外来へ向かいました。
ドキドキの診断結果
病院に着くと、娘は少し不安そうな表情。
それでも「ビーズ、お鼻にある?」と聞くと、「わかんなーい」とケロッとした返事です。
診察室では、医師が優しく声をかけながら鼻や耳をチェックしてくれました。しかし目視では見つからず、「念のためレントゲンを撮ってみましょう」とのこと。
数分後、医師がレントゲンを見ながら一言。
「異物は写っていませんよ。大丈夫です」その瞬間、ホッとして全身の力が抜けました。
布団の下から━━コロン
そして家に帰り、娘を寝かしつけようと布団をめくった瞬間……。
━━コロン。
なんと、あの“問題のビーズ”が布団の下から転がり出てきたのです。
思わず笑いがこみ上げ、「人生で一番ムダにドキドキした夜やったわ」とつぶやきました。
あのとき駆け込んだ病院の前を通ると、不安と焦りを思い出し、今でも胸がぎゅっとします。
あれ以来、ビーズ遊びのときは必ずそばで見守り、片付けのときには一緒に数を数えるのが習慣になりました。
【体験者:50代・男性会社員、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。