筆者がシングルファーザーの友人から聞いたエピソードです。
3歳の娘が大好きだったビーズ遊び。片付けの途中で1個だけ足りないことに気づきました。まさか、鼻や耳に入れたのでは……? 不安が募り、慌てて救急外来へ向かいました。
3歳の娘が大好きだったビーズ遊び。片付けの途中で1個だけ足りないことに気づきました。まさか、鼻や耳に入れたのでは……? 不安が募り、慌てて救急外来へ向かいました。
ビーズが1個、見つからない
当時3歳の娘は、キラキラ光るビーズで遊ぶのが大好きでした。
ネックレスや指輪を作るだけでなく、身につけて楽しく遊んでいました。
ところがある日、いつものようにビーズで遊んでいた娘が、鼻や耳にビーズを詰めてふざけ始めたのです。「やめなさい!」と注意すると、ケラケラ笑って逃げ回る娘。
しばらくして遊びが終わり、寝る前に片付けを始めました。
ケースにビーズを戻していくと、「あれ? 1個足りない……」
いくら数えても、1個だけ見つからないのです。
まさか、鼻や耳の中に!?
「もしかして、さっき入れてたビーズがまだ耳か鼻の中にあるんじゃ?」
その瞬間、全身がざわざわと落ち着かなくなりました。
娘の鼻をのぞき込み、耳をライトで照らして確認しましたが、見える範囲には何もありません。
「でも、もし奥のほうに入っていたら……」そう考えたら怖くなり、もう自分では判断できないと思いました。
すぐに小児科に電話をかけましたが、休日の夜でどこも診療時間外。「救急外来にかけてみよう」と思い、次々と病院を探しました。
ようやく隣町の総合病院が対応してくれることになり、娘を抱きかかえて急いで車を走らせたのです。