置かれた環境によって、人の価値観が変化していくのは自然なことです。違う価値観を『合わせろ』と言うのは難しい話なのかもしれません。しかし、どんどんと価値観が変わっていく友人を目にして、私はとても寂しい気持ちになってしまいました。今回は筆者自身のエピソードをご紹介します。

同期の結婚

同じ年に入社して親しくしていたA子が、このたび会社経営をしている男性と結婚し、同時に寿退社することになったと報告してくれました!

A子とは入社当初から馬が合い、仕事では一緒に切磋琢磨してきました。
価値観や気が合う私たちは社内だけの付き合いではなくなり、いつからかプライベートでも付き合うようになっています。

そんなA子の結婚報告を心から祝福しました。

変化する価値観

A子が職場を離れてからしばらく経ったある日、久しぶりに2人でランチへ行くことに……。

今回お店選びはA子に任せていたのですが、A子が予約してくれていたランチの値段は1人7千円!

会社員時代も、A子とランチに出かけたことは何度もあります。
ただそのころは毎回、千円台のお店を選んでいて、たまに2千円を超えると
「今日は贅沢だね」
「たまにはご褒美だよ」
なんて言いあっていました。

今回はA子にお店選びを任せっきりだったので仕方ないと割り切りましたが、私にとってランチの7千円は簡単に支払える金額ではありませんでした。