筆者の話です。
最近はオンラインで打ち合わせをする機会が増えました。
便利な反面、顔を出さずに参加すると、つい集中が途切れてしまうことも。
すっぴんの抵抗を超えてカメラをオンにした日、相手の反応を見ながら話すことで「信頼が生まれる瞬間」を実感し、オンラインの見え方が少し変わった出来事です。

顔出ししないと集中できない自分に気づく

ある日、社外の打ち合わせに参加したときのこと。
カメラをオフにしてメモを取りながら聞いていたつもりが、気づけば別の作業をしていました。
通知が気になり、ついネットニュースを見てしまった私。
「やばい、今なに話してた?」と焦りながら聞き直したとき、ふと気づいたのです。
顔を出していないと、自分自身の緊張感も薄れるのだと。

思い切ってカメラをオンにしてみた

次の会議では、思い切ってカメラをオンにして参加しました。
すっぴんにマスク、少しだけ照明を調整して。
最初は恥ずかしかったけれど、相手がうなずいてくれるのが見えると安心しました。
「ここはもう少し詳しく説明しますね」と自然に会話が生まれ、相手の笑顔につられてこちらも表情がやわらぐ。
その場の空気を「共有できている」感覚を、思った以上に心地よく感じました。

顔を出すことで生まれる信頼と集中

それ以来、私はなるべく顔出しで参加するようにしています。
顔を合わせることで、相手もこちらを覚えてくれるし、何より自分の集中力が違う。
相手の表情が見えることで細かな心の動きも察知することができる。
会話の温度が少し変わる気がします。

オンラインでも、きちんと向き合う姿勢が伝わると、信頼は少しずつ積み重なっていくものだと感じました。
「顔出しって大事なんだな」と思った出来事です。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。