友人Aの話です。
息子夫婦が泊りがけで遊びに来てくれるたびに、Aは息子の成長ぶりに驚かされます。
家では何もできなかった息子が、今では家事も育児も率先して行う。
昔の自分のしつけ方を思い返しながら、嫁への静かな感謝をかみしめています。
息子夫婦が泊りがけで遊びに来てくれるたびに、Aは息子の成長ぶりに驚かされます。
家では何もできなかった息子が、今では家事も育児も率先して行う。
昔の自分のしつけ方を思い返しながら、嫁への静かな感謝をかみしめています。
久しぶりに見た「成長した息子」
息子夫婦が泊まりに来ると、家の中が一気ににぎやかになります。
普段はテレビの音がBGMのリビングに、子どもたちの笑い声が響きました。
お茶やお菓子を準備して、それぞれの近況を話し合う、穏やかで幸せな時間。
その中で、息子がテキパキと動く姿に、私は思わず見入ってしまいました。
お茶の用意や食器の片づけ、子どもたちの着替えやお風呂上がりのケアまでこなしていくのです。
「うちの子、こんなに頼もしかったかしら」と、内心驚きを隠せませんでした。
昔の息子とはまるで別人
思い返せば、家にいた頃の息子は何ひとつできない子でした。
「お茶」と言えば私が動き「洗濯ものは?」と聞けば「知らない」と返すような子。
夫も「家事は女の仕事」と言っていたため、私もそれを当然のように受け入れていたのです。
だからこそ、今の息子の姿に「いったい何があったの?」と目を丸くしました。