動物好きの人にとって、ペットは日々の癒しを与えてくれる、かけがえのない存在ですよね。しかし、その愛する気持ちが、時には思わぬトラブルに発展してしまうこともあるようです。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。
義実家が「猫屋敷」に?
半年ほど前のことです。
義実家で飼っている猫を巡って、隣人から苦情が寄せられました。
義両親は昔から大の動物好きで、数年前から保護猫を引き取って飼っています。
その猫がきっかけで、近所の野良猫たちが実家の庭に集まるようになり、それが隣人とのトラブルに発展してしまったのです。
苦情の内容は、「猫のふん尿の匂いがひどい」「庭を荒らされる」「夜中に猫の鳴き声がうるさい」というものでした。
愛情と迷惑の狭間で
しかし、義両親は「猫に罪はない」「かわいそうだから」と、野良猫たちにも餌をあげてしまっていて、状況は悪化する一方……。
ご近所からのクレーム内容を伝えてみても、「そんな言い方をするなんて、心がない」と怒ってしまい、話が進まないまま時間だけが過ぎていきました。
義両親の動物を愛する気持ちもよくわかりますが、このままではご近所関係が取り返しのつかないことになりそうだと、私と夫は危機感を覚えました。
夫の説得
こんなことを繰り返せば義両親が孤立してしまう、と考えた私たちは、まず隣人に謝罪し、状況を改善する努力をしていることを伝えました。
そして次に、夫は義両親にこう伝えたのです。