今回は、筆者の知人A子さんのエピソードをご紹介します。
A子さんは新人の頃、希望していた部署に行けず、働くモチベーションが低下していました。そんな時、一本の電話があって、そこから彼女のキャリアは大きく動き出したのでした。

偶然、部長もその場にいて、部長が管轄している別のチームに英語力が必要な仕事があるから、やってみて欲しいとオファーがありました。部長からのオファーが嬉しくて、私は真剣に仕事に取り組むようになり、そのチームで2年ほど過ごしました。

すると今度は、そのチームで行っていた知見が欲しいと、新人の頃に希望していた部署から私宛てに異動のオファーがありました。もちろん私は喜んでお受けしました。

学んだこと

この体験によって、キャリアは思わぬ偶然と、日々の努力でつながることを実感しました。

あの時の電話を私が取っていなかったら、部長があの場にいなかったら、別のキャリアを歩んでいたかもしれません。目の前の仕事に真剣に取り組むことで、道は開けることもあるということを学びました。

それからは、一つ一つの仕事を大切にするようになりました。時にはあまり興味のない仕事を担当することもありますが「きっと何かにつながる」と希望を持って働いた方が、楽しい日々を送れることも分かりました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。