夜、子どもたちを寝かせて家事を終え、ようやく一息つける頃。
玄関の音とともに帰宅した夫は、当たり前のように晩酌の準備を始めます。
つい「ありがとう」の言葉を待ちながら、今日も小皿を差し出してしまう——そんな自分に……?
玄関の音とともに帰宅した夫は、当たり前のように晩酌の準備を始めます。
つい「ありがとう」の言葉を待ちながら、今日も小皿を差し出してしまう——そんな自分に……?
モヤモヤの原因は……自分?
その日は久しぶりに夫婦で並んで晩酌をしました。
小皿をやめたことで、むしろ穏やかな会話の時間が生まれたのです。
無理を手放した分だけ「ありがとう」や「お疲れさま」が自然に交わされ、絆の温かさを感じた夜でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:乙野
FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。