友人Aの話です。
玄関別の二世帯住宅に暮らすAと義母。
義母は、何かあるとすぐ電話をかけてきて、自分の話を延々と続けるタイプ。
先日も、体調を崩して病院帰りのAに電話がかかってきて──
玄関別の二世帯住宅に暮らすAと義母。
義母は、何かあるとすぐ電話をかけてきて、自分の話を延々と続けるタイプ。
先日も、体調を崩して病院帰りのAに電話がかかってきて──
冷たく変わる声と、痛くなる胸の奥
その瞬間、義母の声色が一変します。
「そう。じゃあ、いいわ」
短くそう言ったきり、電話はそっけなく終わりました。
まるで「使えないわね」と言われたようで、胸の奥が少し痛みます。
Aも病院に行くと伝えてあったのに、自分の話を聞けないとわかるとそっけない態度。
しかも、義母にとって「手術」は不安よりも「話題」であり、家族を動かすイベントのようでした。
「心配」の順番を間違えない人でいたい
翌日、体調が落ち着いたAは、義母のことを思い返していました。
たしかに手術は一大事。
けれど、誰かを頼る前に「あなたは大丈夫?」のひとことがほしかった。
自分が同じ立場になったとき「心配されたい人」よりも「心配できる人」でありたい。
結局は自分本位なんだなとあきらめにも似た気持ちになり、Aは小さくため息をつきました。
【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年11月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。