これは筆者の体験談です。ある朝、通勤途中のこと。見ず知らずの青年から、声をかけられました。切実な表情で「千円貸してください」と言うのですが、どこか違和感があります。そんなに困ってるなら交番に行ったらどうかと返したところ、まさかの拒否。怪しさが募りますが、実はこの青年、とあるウワサの人物でした……!?
突然に「千円貸して」は怪し過ぎ。
「もういいです!」と言って去っていった青年。振り返って彼を見ると、別の男性に声をかけていました。
同僚の話によると、人の親切心につけ込む手口の常習犯だったようです。やはり、直感は正しかったと実感しました。そして、本当に困っている人と悪意ある要求とを見極めることの難しさを強く感じました。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。