筆者の友人M子は結婚してすぐに義両親と同居することになり、世代の差による価値観の違いで衝突するのでは? と不安を抱いていました。しかし、それより大変だったのは初めての子育てでした。
普段子どもとの関わりが少なく、厳しくできない父親に代わってしつけを申し出てくれたのは、なんと義父だったのです。

不安だった同居生活

厳し過ぎるように感じた義父母の「昔ながらの子育て」。しかし息子が物事の切り替えができるようになった姿を見ると、母親以外の大人との関わりが大切なんだと感じました。
孫を甘やかすのも祖父母の役割のひとつですが、父親が厳しくできない我が家の「厳しい大人」の役割を担ってくれた義父には感謝しかありません。
メリハリのある厳しさのおかげで、祖父母を怖がることもなく、息子は元気いっぱい育ちながら色々なことを学んでいます。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。