最初は「行きたくない」と顔をしかめていたデイサービス。それが今では週1回の楽しみに。ほんの小さなきっかけが、人の気持ちを大きく変えることもあるのだと感じた、筆者の友人のお義母様のエピソードです。

初めてのデイサービスに心配の色

義母が週に1度デイサービスへ通うことになりました。
高齢になると、生活のリズムが変わることに抵抗を感じるといいます。義母も例外ではなく、「知らない人の中に行くなんてイヤ」と最初は乗り気ではありませんでした。
「無理に行かせて大丈夫かな」と心配しながら、送り出しました。

帰宅した義母の笑顔にびっくり

夕方、デイサービスから帰ってきた義母の第一声は意外なものでした。
「楽しかったわぁ!」
その笑顔は、行く前の不安そうな表情とはまるで別人のよう。
「何が楽しかったの?」と尋ねると、「漢字クイズや計算をしてね、正解したらすごく褒めてもらえたの」と嬉しそうに話してくれました。

義母は日頃から本をよく読み、難しい漢字もよく知っています。その得意分野を活かして活躍できたことが、自信と喜びにつながったようでした。
スタッフの皆さんができたことを心から褒めてくれたことが何より嬉しかったようです。