職場の冷蔵庫に入れていたお弁当が消えた──。そんな経験、ありますか? 筆者の友人・智子さん(仮名)が体験したのは、まさかのお弁当神隠し?! しかし、その後に起きた展開が予想外すぎました。冷蔵庫に貼られた一枚の貼り紙が、職場全体を変えてしまったのです。

消えた弁当の行方

いつものように冷蔵庫に入れておいた手作り弁当。

昼休みに取り出そうとした智子さんは、その場で固まりました。

ない。

どこを探しても、見当たらない。

慌てて周囲に声をかけると、ひとりの女性社員がこう言ったのです。

「邪魔だったから"捨てといて"って指示したんだよ」

……は?

耳を疑いました。

実際に処分したのは新人アルバイトさん

「古いお弁当かと思って……社員さんから環境整備の業務だと聞いて……」と平謝り。

その社員は、日頃から新人やパートさん相手に暇つぶしのような意地悪指示を繰り返していた常習者だったのです。

次々と明らかになる被害

その後、他の同僚からも声が上がり始めました。

「私のコーヒーがない」

「3時の休憩用に買っておいたプリンも消えた」

冷蔵庫の物がなくなる被害が続出し、職場は騒然。

ついには上司が動き、その社員には厳重注意が下されました。

これで終わりかと思いきや。

なんと社長が「今夜の接待用に入れていた手土産がなくなった」と言い出したのです。

空気が一変しました。

冷蔵庫問題は一気に、社全体の課題となりました。