「応援したい」その気持ちが、思いもよらぬ誤解をうむことになるとは! これは、筆者が体験した、友人M子のエステサロンで起きた“信頼”をめぐるエピソードです。
M子のエステサロン
学生時代の友人M子が、念願のエステサロンをオープンさせました。そこで、お祝いもかねて施術を受けることにしたのです。
M子のハンドマッサージは驚くほど温かく、指先から疲れがほどけていくようでした。お店の雰囲気も心地よく、料金も良心的で大満足。何より、長年の夢を形にした彼女の姿に、胸が熱くなるほど感動したのを覚えています。
おススメのサロン、自信をもって紹介するが……
肌の調子が悪くなると、私はM子のもとへ通うようになりました。
そんなある日のこと。施術の合間、彼女が悩ましげに口を開きました。「最近、新人を雇ったんだけど、なかなかお客さんが増えなくて……」
その表情に少し疲れが見えて、胸がきゅっとしました。応援したい一心で、私は学生時代の友人U子に「とてもいいお店だよ」と紹介したのです。
M子の丁寧な施術と癒しの空間なら、彼女を知らない人でもきっと満足してくれる。——そう信じていました。
U子の反応にドキリ……!
ところが数日後、U子から意外なLINEがきたのです。
「ねぇ、あのサロン、かなり強引にコース契約させようとするね」
その言葉に思わず息をのみました。M子はこれまで、一度も私に勧誘の話をしたことがなかったからです。混乱したまま、私は思わずM子に連絡を入れました。
「どういうこと?」と尋ねると、 返ってきたのは「ごめんね、そんなに強引だった?」という短い返信。
その言葉を見つめながら、胸の奥で“信頼”がかすかに揺れる音がしました。