ママ友同士の中にある暗黙の了解。
筆者の友人A子さんは、そんな価値観の違いを体験したそうです……。

なにそれ? 理解できないルール

デニムパンツに白ニットと茶色のブーツという、ラフで大人なママ風のお気に入りコーデで参加したA子さん。
しかし集合場所へ行くと、何故か皆が変な顔をしたのです。
ボスママがA子さんの服装をジッと見つめ、

「私たちの集まりではデニム禁止なの、知らなかった?」

なんとこのグループの集まりでは、デニムを履いたらダメだと言うではありませんか。
A子さんへの説明では、理由は「貧しそうに見えるから」。A子さんには正直、理解不能な話でした。
しかも幼稚園の送迎の時まで、デニムは禁止しているそうです……。

その後も付き合いがしんどくなってきたので、付き合いのストレスから気持ちを切り替えるため、意を決してパートを始め、グループを離脱することに成功しました。
皆はA子さんを「パートに出ないと家計が厳しいのか」と憐れんでいましたが、変に説明することなく避けると、自然と付き合いはなくなりました。

その場から距離を置きたい一心で始めたパートでしたが、感覚が似ているパートママさんも多く、とても居心地のいい場所が出来ました。
新しい職場で勇気を出して世界を広げて良かったですし、無理にその場に合わせて居続けなくていいのだと学んだ出来事でした。

【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。