雨の日、傘を持っていたはずなのに、ずぶ濡れで帰宅した息子。その数時間後、息子の傘を手にした年配の女性が家を訪ねてきて──。
今回は、筆者の友人から聞いた、息子の成長を感じられた心温まるエピソードをご紹介します。

本人はそっけなく振舞いつつも、どうやら聞き耳を立てていたようで、褒められたことが嬉しかった様子。
ただ傘を貸したのではなく、「声をかけて助けた」という、息子の精一杯の優しさに胸が熱くなりました。
子どもの静かな成長を知ることができた、今でも忘れられない大切な出来事です。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ふぁじ
FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にFTNでヒアリングと執筆を行う。