大量のお菓子やジュースのおもてなし
息子の幼稚園のお友達が遊びに来る時、私はいつもたくさんのお菓子やジュースを用意して待っていました。最初は「子どもたちに喜んでもらいたい」と思って、つい準備をし過ぎてしまっていたのです。しかし、それがだんだんと習慣になり、家にお菓子やジュースが足りないと焦ることが多くなりました。
焦ることが増えてきた日々
ある日、Mちゃんとそのお母さんが遊びに来ることになりました。今回は急だったため、お菓子やジュースが足りないことに気づき、「あれ、今日はどうしよう?」と思っていたのですが、Mちゃんのママがにこやかに「大丈夫だよ! お菓子は持ってきたし、お茶も水筒に入れてきたから、何も用意しなくていいよ」と言ってくれました。その言葉を聞いた瞬間、私はハッとしました。自分が無理して準備をしていたことに気づき、もしかしたらそれが逆に負担になっていたのではないかと思ったのです。
新しいルールが生まれた瞬間
Mちゃんのママはさらに「気を使わないでね。お互いに気軽に行き来できる関係になりたいから、無理をしないで」と言ってくれました。この一言で、私たちの間に新しいルールが生まれました。「お菓子は1つにしよう」「水筒を持参しよう」と、今までの過剰な準備を見直し、自然体でいられるようになったのです。
自然体で付き合う大切さに気づいた
その後、私たちはお互いに水筒を持参し、お菓子も少しだけ用意するようになり、心の負担が減りました。最初は「もっと気を使った方がいいのでは?」と悩んでいた私ですが、無理をせず自然体でいることが、実は一番大切だと気づきました。この経験から、無理をしないことが、長い目で見て良い関係を築くための鍵であると実感しました。
ママ友との付き合いで悩んでいる方も多いかもしれませんが、無理をせず、お互いにとって自然体でいられる関係を築くことが大切だと思います。私たちが学んだように、無理しないことが、長く続く良い関係を作るためのヒントかもしれません。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。