常識は人それぞれ。自分にとっての常識が人にとっての非常識となることもあるのです。筆者の知人Aさんは、「朝早く」の掃除機で隣人と騒音トラブルになりました。自分は正しい、隣人が非常識だと思っていたAさんでしたが、友人と話して考えを改めることになったのです。あなたの中の常識は本当に正しいものなのでしょうか。
掃除は朝のルーティーン
Aさんは小学1年生の子どもを育てる母。子育て世帯が多く住んでいるアパートで暮らしていて、息子が学校に行ってから掃除機をかけて仕事に行くのが日課です。
子どもがいなくなって仕事に行くまでのちょっとした時間に掃除をしておくことで、きれいな状態をキープすることができるので、Aさんは毎日そうしていました。
その行為が誰かに迷惑をかけているとは、まったく思ってもいなかったのです。
隣人からのクレーム
ある日、Aさんのもとにアパートの管理会社経由で隣人からの苦情が伝えられました。苦情の内容は「朝早くから掃除機をかけないでほしい」というもの。
Aさんはこの苦情を聞いて、「あぁ、神経質な人が住んでいるんだな」と思いました。自分の行動に非はなく、相手が神経質なだけだと思ったのです。
子育て世帯であるAさんにとって、掃除機をかけている朝7時台は早い時間ではありません。「周囲も登校する小学生たちで騒がしい時間なのに、掃除機くらいかけてもいいでしょ」と思っていたのです。
苦情の内容に納得できなかったAさんですが、ご近所トラブルになっても嫌なので掃除機の使用はやめました。