会社員、フリーランスを問わず、在宅ワークが増えてきた昨今。これまでの風潮とは異なる働き方に、周囲からの理解が得られないケースをよく耳にします。筆者の知人も例にならって在宅で仕事をしているのですが、走り回る職業の旦那さんからはなかなか理解が得られないようで……。

在宅ワーク

私は以前勤めていた会社を辞め、フリーランスとして起業!
いまは在宅でPCに向き合う形のお仕事をしています。

そんな私のスケジュールをあまり理解していないのか、夫は日頃から平日の日中の用事を頼んでくる節があります。

まあ実際に会社員時代よりは自由に時間が使えるため、夫から頼まれた用事は仕事を調整して済ませられている状態です。

夜のフリータイム

ある晩のこと、夫から「この映画一緒に観ようよ」と誘われました。

が、今日は仕事が立て込んでいて、夕方の家事のスタートが遅れたこともあり、まだまだやらなければならないことが山積み……。
そのため、夫の誘いは断ることにしました。

すると、夫は明らかに不機嫌になり「毎日毎日昼間はなにしてるの? 俺が帰ってから急に忙しいフリ始めるよね」と言うのです!

「働いている」は誰の基準?

たしかに家で仕事ができる分、空いた時間に洗濯物を済ませたり、食事の下準備をしたり、とできる家事はあります。

しかし、私も日中は働いているのです。

夫のお弁当箱や水筒の片付けや翌日のお弁当の準備、晩御飯の支度に片付け、お風呂の支度などは、どう考えても夫が帰宅した夕方以降でなければできません。

一方で夫は仕事から帰ると、食事とお風呂のとき以外はソファから動かずゴロゴロ。
疲れているのかもしれませんが、夜のフリータイムを満喫しているように見えます。

分担

夫は、在宅での私の仕事の性質を、私が思っていた以上に理解していなかったのかもしれません。

夫が毎日外で仕事を頑張っていることを理解しているつもりだからこそ、これまで家事の分担を切り出したことはありませんでしたが、夫の「昼間はなにをしているの?」という一言で、私たちの仕事や家事への認識のズレが明らかになりました。これを機に役割分担をお願いしてみてもいいのかもしれません……。

【体験者:20代・女性自営業、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。