起きられない夫
私の夫はとにかく朝が苦手です。
本来の起床時間は朝6時なのですが、一度や二度の小さな音でのアラームでは起きられないため、毎朝5時前から10分置きに音量マックスで目覚まし時計をセットしています。
一方私はというと、少しの物音でも目が覚めてしまうタイプ。
結婚当初は私が夫を起こすように試したこともあったのですが、あまりの寝起きの悪さに朝から険悪になることも少なくなく、結果的にいまのアラームで起きる方法で落ち着いています。
騒音問題
夏が終わり少し涼しくなってきたある晩、夫が「だいぶ涼しくなってきたから、今晩は窓を開けて寝ようか」と言い出しました。
早朝から何度も何度も繰り返すアラームは、きっと隣近所の迷惑になるだろうと思い、私は夫に「窓を開けるならアラームの音量は小さくしてね」とお願い。
すると夫から予想外な反応が返ってきたのです!
自己中心的な考え
「近所迷惑なんか知ったことか! 俺が起きられないことのほうが大問題だ!」
私は家族なので仕方ありませんが、毎朝5時前から大きな音で鳴り続けるアラームのおかげで万年寝不足です……。
普段、近所からアラームの音が聞こえてくることも多々あるので、もしも窓を開けたまま夫の大音量アラームを鳴らしてしまうと、物静かな朝の住宅街に響き渡ること間違いなしです。
私のように小さな物音でも起きてしまう人にとってはきっと迷惑でしょう。
一度目が覚めるとその後寝られない、と困らせてしまうかもしれません。
それでも夫にとっては他人の迷惑なんてどうでもよいことで、自分さえよければそれでよいと言うのです。
結末
目が覚めてしまう人の気持ちがわからない夫とは、何を話しても平行線で埒があきません。
結局夫が眠りについたあとで、私が窓を閉めるということでこの問題は落ち着きました。
しかし、夫の自分勝手な本音を知り、私はドン引きしてしまったのです。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。