どれだけ仲が良くても、ちょっとしたキッカケで疎遠になることもあるようです。
今回は筆者のモヤモヤが残る実体験をご紹介します。

仲良くなったママ友

私は近所に住むBママと、出会ってすぐに仲良くなりました。
Bママと私は興味を持つものが似ていて、そして子ども同士もすぐに仲良くなったからです。
お互いの家を行き来するだけではなく、家族同士で外出したりイベントに参加したりと、本当に良好な関係だったと思います。

子ども達を遊ばせながら、ママ同士はお茶してお喋りすることもありました。
お互い二人目の妊娠希望だったので、「お互い二人目ができたらいいね」という話もしていたのです。

Bママはすぐにでも妊娠したいようでしたが、私は「そのうちできたらいいな」と思う程度でした。

「先に妊娠してごめんね?」その言葉に違和感

そのうちに、Bママがご懐妊。

「なんか、先に妊娠してごめんね?」

妊娠の早さを競っていたわけではないので、この言葉には驚きました。
正直モヤッとしましたが、出産前の高揚感で、つい不用意な発言になったのかもしれません。

「どっちが先とか関係ないよ! おめでとう!」

そう本気で思っていたことを伝えたのです。
その後Bママが悪阻でしんどい時は、色々と手助けしていました。
悪阻でしんどい中、上の子の世話をするのは辛いだろうと、親身になって助けていたのですが……。

陰ながら応援しよう、そう思っていたけど……

無事二人目が生まれ、それを境に連絡が一切無くなったのです。
「おめでとう! 落ち着いたら会おうね」と伝えましたが、忙しくしているのは間違いありません。
産後のメンタルなども考慮して、こちらからの連絡も控えることにしました。

そんなある日、偶然Cママと公園で遭遇。
Bママの二人目の話になったのですが、まさかのとんでもない話を聞いてしまったのです。

ちょっと失礼すぎるわ。もう私から連絡はしません

なんでもBママは、

「私さんは、私に二人目ができたのを羨んでいる。だから私からは気まずくて連絡できない」
「だって二人目が生まれてから、全然連絡してくれなくなった。あからさまだ」

そのようなことを、周りに言いふらしているらしいのです。
Cママは私とよく会うので、Bママの言葉を疑問に思って私に話してくれたのでした。

二人目が生まれて環境が変わり、会わなくなるのは別にいいのです。Bママの真意は分かりません。
しかし、「私が羨んでいる」というBママの認識は、私の実際の気持ちとは大きく異なっていました。

もちろん「二人目いいな」とは思いますが、私は自分のペースで妊娠できたらいいと思っています。
子どもが一人でもいいと思うほど、毎日とても幸せなのです。
それなのに、勝手に勘違いして憐れまれるのは、非常に不愉快でした。

結局Bママからも連絡はないので、二人目は一度も見ていません。
こちらが「気にしていない」等の連絡をしたところで、「強がっているのだろう」と憐れまれるのが目に見えているから。
気の合うママ友だっただけに、凄く残念に思っています。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。