身に覚えのない請求
小学5年生の長男はゲームが大好き。学校から帰ってきて宿題が終わった後は、ずっとゲームをしています。
ある日、私のカード明細にゲーム会社から身に覚えのない請求が来ました。その金額約5千円……一気に血の気が引きました。
慌ててゲームを立ち上げて確認すると、新しいゲームがダウンロードされていることが判明。ちなみにカード情報は、以前長男にゲームを購入してあげた時から登録したままで、ずっと放置されていました。
長男に説教
私は真っ先に長男による課金を疑いました。家族の中で他にゲームをする人はいませんから。
しかし、長男に聞いたところ「俺は知らないし、そのゲームも興味ない」と一言。そんな長男の態度に「あんたじゃなくて誰がやるっていうのよ! 嘘をつくんじゃないの!」と私はきつく叱ってしまいました。
「僕かもしれない……」
その光景を横で見ていたのが年長の次男でした。
叱られる兄を見て震える次男に、私は「驚かせてごめんね」と謝りました。すると次男は「僕かもしれない……」とポツリ。なんと犯人はゲームをしない次男だったのです。
次男は誰も見ていないところで、コントローラーをいじって遊んでいました。気に入ったキャラクターの画像があったので、気になってボタンを押してしまったのだそう。それが購入ボタンだったという訳です。
機械音痴な私は、購入制限などを全くかけていませんでした。その結果、次男がたまたま購入できてしまったのです。
謝っても時すでに遅し
私は長男に「疑ってごめんね」と謝りましたが、しばらく口をきいてもらえませんでした。長男を一方的に叱ってしまい、本当に申し訳ないことをしてしまったと後悔しています。息子から信頼を取り戻してもらうには時間がかかりそうです。
また今回の件は、自分の知識不足が大きな原因でした。ゲームに記憶されていたカード情報は、即削除しました。今後は幼い次男の行動にも気をつけつつ、簡単に課金をされないような設定にしようと思います。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。