そのお嫁さんが発したひょんな見栄っ張り発言によって、家に予期せぬ訪問者が現れて!?
筆者の知人のマダムが実際に体験した嫁エピソードをご紹介します。
お嫁さんは「見栄っ張り」
長男のお嫁さんは、とても明るく元気な女性だけど、少々見栄っ張りな性格。
実家は普通のサラリーマン家庭だけど、ママ友には
「うちの実家は会社を営んでいて」
と言ったり、フリマアプリで買ったブランドバッグを
「一点物なの」
と大げさに自慢したり。
そんな困った部分があるものの、よく気が利くし、家族思いで根はいい子。
なので、多少のビッグマウスは周りも大目に見ていました。
町内会の集まりで「うちもそろそろ」!?
ある日、近所に新しい家の建築が始まり、引っ越してくるのが同世代のファミリーだと近所の噂で聞いたお嫁さん。
町内会の集まりで、何を思ったのか
「うちもそろそろ建て替えようと思ってるんですよ」
「ちょっと手狭になってきたので」
と発言。
現在、築25年の中古の一軒家に住んでいる長男一家だが、もちろんそんな予定は一切なし。
しかし、この発言によって
「あのお宅も、建て替えするってよ」
「しかも、すごく大きな家を建てるらしい」
とご近所にどんどん噂が広まっていきました。
予期せぬ訪問者が!?
そんなある日、家のインターホンが鳴りました。
出てみると、立っていたのは工務店の営業さん。
「ご新築の件で伺いました!」
玄関先で固まるお嫁さん。
奥から出てきた長男が慌てて事情を聞くと
「家の建て替えをご検討と伺いました。ご近所さんから、建て替えの業者さん探してるって聞いたので」
「見積もりだけでも」
と営業さんから積極的な営業トークの嵐。
反省したその後は!?
その晩、「勝手な噂をなんで広めたんだ」と長男と大ゲンカになったというお嫁さん。
その後、お嫁さんはご近所の奥さんたちに
「建て替えも、リフォームの予定もありません」
と平謝りして訂正してまわりました。
今回の件で懲りたのか、その後、背伸びした発言を控えるようになったお嫁さん。
「自分をよく見せたい」という気持ちは、誰にだってあるもの。
しかし、あまりにも現実を無視した発言は、必ずメッキが剥がれるし周囲にも迷惑をかけるもの。
エスカレートする前に改めるようになってくれたお嫁さんに、安堵した出来事でした。
【体験者:70代・女性主婦、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。