皆が利用する公共交通機関にはいろんな人がいます。予期しない理不尽な目に遭うことも……。
今回は筆者の友人の久美子さん(仮名)がバス停で経験した出来事を紹介します。

いつものバス停で理不尽な目に

朝のバス停にはいつものように小さな列ができていました。
駅から少し離れた住宅街に住む久美子さん(仮名・46歳主婦)も買い物と所用のためにバスを利用していました。バスは住民の大事な足なのです。
静かに順番待ちをしていたのに、バスが到着すると見知らぬ60代ほどの男性が険しい顔で睨みつけながら「あんた、割り込んだだろ!」と理不尽な罵声。さらに乗車の際には再び怒声を浴びせられて突き飛ばされて、あっけにとられました。

久美子さんを怒鳴りつけた男性は、居心地が悪くなったのか次の停留所であっけなく降車。
あれほど威勢よく怒鳴っていたのに、背中を丸めて逃げるように去っていく姿を見て感じたスカッと感は忘れられないそうです。
忘れられない傷にならず、今では笑い話と思えるようになっていて、本当に良かったです。

【体験者:40代・女性/主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ねこの
FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。