長年連れ添った夫婦でも「そうだったの?」と相手の新事実に驚くことがあると思います。筆者の場合、夫はずっと暑がりと思っていましたが、実はそうではなくて──。

真冬直前でも半袖の夫

新婚の時、夫は真冬直前まで半袖で過ごすような人でした。
12月に入る直前くらいまで半袖で、真冬になるといきなりニットになるのです。結婚して数年経つまで、夫のことをずっと暑がりなんだろうと思っていました。

半袖だった理由を知り「早く言ってよ」

ある年の秋、私は衣替えをしながら、夫に
「まだ半袖だけど、暑がりなの?」と聞いてみました。

すると「いや、秋服がないだけ。俺は、夏か、冬かのどっちかだ」とのこと。正直寒いけど、冬物を出すほどではなく、耐えているうちに冬が来るそうです。

「服がないなら買ったら?」と言っても、買い物する時間がないだの、まだ耐えられるだの色々と理由を並べ、買い物が億劫になっているようでした。
「寒いのを我慢してるんだったら、早く言ってよ」と、私は呆れ顔。

夫の話を聞いて、夫の秋服も私が買うようになりました。私は秋服が大好きですし、買い物がストレス発散になるので、楽しみが増えました。何より、あれだけ「秋服はなくてもいける!」と言っていた夫が、秋を快適に過ごせていそうな姿を見て、笑ってしまいました。

ファッションで四季を楽しもう

今では四季に応じた服が一通り揃っているので、季節の変化を楽しめるようになったと思います。ファッションで四季を楽しむことは、やはりテンションがあがります。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。