筆者の友人・A美は雑貨店を経営しています。2年ほど前から売り上げがのびはじめて、店舗を拡大するタイミングでアルバイトを募集することになったのですが……。A美が同じ親として考えさせられたというエピソードをご紹介します。

伝えられた真実

他にお客様もいたため、私は事務所に女性を案内し、今までの経緯を伝えることにしました。
シフト表など、Hがドタキャンをした証拠を見せ、仕事を教えたくてもできなかった事実を伝えると、女性はいきなりトーンダウン……。

しかし、女性はキッと私をにらみつけ「こんなお店はうちの子に向いていないのかもね! もう辞めさせていただきます!」と怒鳴って帰っていったのです。

同じ親として

結局、そのあとすぐにHはアルバイトを辞めることになりました。
心配なのでしょうが、Hはもう成人した年齢なのに、仕事のことまで親が口出しをしてくるのはどうなんだろうというのが正直な感想です。

私にも子どもがいます。
同じ親という立場で、自分の子どもには社会人として通用する常識をしっかりと教えていこうと思った出来事でした。

【体験者:40代女性・自営業、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子供を養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。