親にとって、子どもは何歳になっても可愛いものです。筆者の友人・F加はシングルマザーで、一人息子を一生懸命に育てていました。そんなF加が大事にしていた息子の誕生日に起きたエピソードをご紹介します。
息子
私はシングルマザーで、息子が一人います。
息子の誕生日は11月。
毎年、誕生日だけは多少の無理をしても息子の欲しい物をプレゼントし、お祝いしてきました。
そんな息子も無事に大学を卒業し、社会人に。
以前のように一緒にいる時間は減ったものの、私は誕生日のお祝いを楽しみにしていたのです。
誕生日
夏が終わるころ、ちょうど息子と顔を合わせた私は「今年の誕生日は何が欲しい?」と聞いてみました。
すると、今までは欲しいものを驚くほど言っていた息子が「う~ん……別にないかな」と言ったのです。
「え? 何もないの?」と聞いても、息子は「あ、大丈夫、大丈夫!」と言って、仕事へ行ってしまいました。
私はとても寂しい気持ちに襲われて、気持ちが落ち込んでしまいました。