筆者は高校生になった時から、週に一度、家で夕飯作りを任されていました。ただでさえ忙しい高校生活に加え、慣れない料理をするのは正直「超面倒くさい」と思っていましたが、大人になって振り返ると、あの時に料理に慣れておいて良かったなと思うことが多々あり──。
週一で夕飯担当だった高校時代
高校生になってから、週一で夕飯作りの担当を任されていました。
高校生活は勉強も部活も友人関係も忙しい時期。ただでさえ忙しい中、夕飯作りを始めた当初は週一でもヘトヘトに疲れてしまいます。
また、一言に「夕飯担当」と言っても、献立決めから材料の買い出し、料理、後片付けまでしないといけません。その仕事の多さに、正直「超面倒くさい」と思っていました。
心配なく一人暮らしをスタート
しかし、続けていくうちに慣れてきて、準備から後片付けまで要領よくできるように。さらに料理の大変さを知ったことで、普段から料理をしてくれていた母へのありがたみも感じられるようになりました。
後に大学生になって一人暮らしを始めた時も、料理に関しては不安がなかったので「ご飯に困ることはないだろうし、一人でもなんとかなるだろう」と前向きな気持ちになれました。
振り返ると、料理に慣れて良かった
振り返れば、料理はマルチタスク。効率よく準備するために工夫した経験が、就職してから仕事でのマルチタスクにも活きていると思います。
失敗して美味しくない日もあったと思いますが、毎回「美味しい」と言ってくれ、料理を続けるよう励ましてくれた両親には感謝しています。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。