Aさんの利用駅は地方の私鉄の始発駅。 出発時間までには数分の余裕があり、のんびりした空気が流れていました。
スライドドアもない昔ながらのホーム。 そこまで混みあっていなかったので、どの車両に乗ろうかと友人と話しながら歩いていました。 注意力が散漫になっていたのかもしれません。
電車が到着し、さあ乗り込もうと何気なく足を踏み出した瞬間、体がスッと吸い込まれるように沈んでいったのです。