秋の楽しみ梨狩り
これは私が以前家族で梨狩りに行った時のことです。味覚狩りの醍醐味と言えば、自分たちで収穫した果物をその場ですぐに食べられることですよね。
我が家では恒例の大人も子どもも楽しめる秋のイベントの一つです。
たくさん実っている梨の中から甘くて美味しそうな物を選んで収穫し、様々な種類の梨を食べ比べしながら家族で楽しんでいました。
隣の家族が不審な動き
その時、隣にいた家族が何やら不自然な動きをしていることに気付いたのです。
収穫した梨はバケツの中の水で洗って用意してもらった包丁とまな板で皮をむいて食べるのですが、梨の皮をむくふりをしてなんと自分のカバンにこっそり梨を入れていたのです。
5人家族のようで、あろうことか子どもの持っていたリュックにも人目を盗んでこっそり梨を詰めていました。
場所によっても異なるかもしれませんが、私が行ったところでは、梨の持ち帰りはNGで、その場で採った分だけを食べて楽しむスタイルでした。
採った分を持ち帰りたい場合は、果物狩りの代金とは別に別途購入する必要があるのです。
まさかの一言で問題解決!
その状況を目撃したものの、自分が注意する立場でもないしとためらっているうちに、家族は誰にもばれていないと思いそのまま帰ろうとしていました。
その時です! 家族の最年少の3歳くらいの女の子が、「梨がいっぱい入っているからおカバンがすごく重いね」と元気に大声で言い放ったのです。
それを聞いていた梨農園のスタッフがすぐさま呼び止め、カバンの中を確認し注意しました。収穫して持って帰ろうとしていた梨の代金はしっかり支払われたようでした。
絶対にいけない行為です。子どもの前で悪いことはできないですね。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2018年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。