ドラマや昔の話で「家柄の違いで結婚ができない」なんて、ありますよね。しかし現代はそんな時代ではないとご存知のはずです。とは言うものの、学歴や年収、いろんなスペックを気にする人はまだいるようです。筆者の知人Fさんの義母がそんな人でした。

スペックで人間関係を選ぶ義母

義姉によると、義母はご近所さんがお茶や食事の誘いに来てもそっけなく対応していたそうで、そのうちにだんだんと避けられ、とうとう誰にも誘われなくなったということでした。学歴や年収と言った基準はあるかもしれませんが、それだけが交友関係の判断材料ではありませんよね。その後の義母ですが、あまりに寂しそうにしている義母を見かねた義姉が同居を提案してくれ、現在では義姉一家と暮らしているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。