欧米旅行をすることにした筆者。向こうは挨拶の際に握手をする為、手や爪をきれいにするのが身だしなみと聞いていた私は、ジェルネイルをしていくことにしました。すると、現地の方々との会話がうまれて──。爪がこんなにも注目されることに驚いた体験談をご紹介します。

一人で欧米旅行、ジェルネイルをして出発

20代のころ、私は一人で欧米旅行をすることにしました。

向こうは挨拶の際に握手をする為、手や爪をきれいにすることが身だしなみと聞いていた私は、旅行前にジェルネイルをしていきました。

現地で驚いたこと

すると、現地での買い物中や、電車やバス車内で吊革につかまっているとき、レストランでも、
「あなたの爪、すごく可愛いね! どこでやってもらったの?」と色々な方から声をかけてもらえました。

「日本だよ、日本から来たの」と言うと、
日本の話になったり、ファッションの話になったり、どんどん会話が膨らんでいくのです。

一人旅行は寂しいかもと旅行前は不安もありましたが、このような会話のおかげで、寂しいと思うことはありませんでした。むしろ現地の方々との会話がうまれ、おススメの観光スポットを教えてもらえたり、楽しく過ごすことができました。

シンプルなジェルネイルでしたが、こんなにも注目されることに驚きましたし、会話術として、身に着けているものを会話のきっかけにする文化があることを学びました。

海外旅行では「私」を表す何かを身に着けるように

この体験から、海外旅行の際は、一点だけでも、会話のきっかけになるようなものを身に着けるようにしています。

それがきっと「私」を表す名刺になり、文化や言語の違いを超えて、素敵なご縁につながると思うのです。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。