親である以上、自分の子を応援したいという気持ちは持って当然でしょう。しかし、あまりにも過度な期待をかけてしまうのは、子供にとって大きなトラウマとなってしまうことも。今回は、筆者の知人から聞いた「習い事にまつわるエピソード」をご紹介します。
伴奏候補者に選出
小学6年生の娘は、ピアノ教室に通っています。同じ教室に同級生のAちゃんという子も通っているのですが、とにかくピアノが上手! 6年以上続けているそうで、娘にとって憧れの的です。
そんなAちゃんが、学校で行われる音楽発表会の合唱伴奏の候補者に選ばれました。ピアノを習っている子はとても多いので、候補者に選ばれるだけでもすごいこと。Aちゃんは自分が選ばれたことに、とても喜んでいました。
選考試験の結果に激怒
その後、学内で選考試験が行われました。課題曲を一人ずつ順番に演奏するそうで、Aちゃんはピアノ教室で一生懸命練習していました。
しかし、結果は落選。伴奏者は他の子に決まってしまったのです。ひどく落ち込むAちゃんを周りの友達はなぐさめたのですが、Aちゃんのママは違いました。
担任に「どうしてAを選んでくれなかったの!?」とクレームを言った後、ピアノ教室にも「他の子よりも上手くなれなかったんだから、今までの月謝を返して!」と無茶な言いがかりをつけてきたのです。