自分が子どものころは自然にしていた“ある行動”をした知人。すると近くの学校の先生も登場する事態に発展してしまったそう。身をもって知った『自分が子どもの頃とは違う』事情に、知人も納得せざるを得ませんでした。
朝、運動を始める
私は夫と2人暮らしです。お互い働いているので、毎日忙しく過ごしていました。
最近の私は、増えていく体重が気になる日々。
そこで出勤前の早朝、自宅の庭で縄跳びを始めることにしたのです。
初めて見る朝の風景
いつもは出勤のため慌ただしく出て行くだけなので、平日に庭から表通りをゆっくり眺めるなんてことはありませんでした。
縄跳びをしながら通りを見ていると、小学生が大勢登校して行きます。
「ここ通学路だったんだ」なんて、今さら知る私。
前を通り過ぎていく子どもたちに、深く考えず「おはよう」と声を掛けたのです。
すると、子どもたちはいっせいに驚いた表情でこちらを振り向き、心なしか身を寄せ合いました。
その様子に「えっ、私何か変なこと言った?」とこちらもびっくり。
そそくさと立ち去る子どもたちにひっかかりはしたものの、庭での縄跳びを続けたのです。
覗き込む中年男性
しばらくすると、40代くらいの中年男性が通りからこちらを覗き込みました。
「な、何ですか?」と驚いた私が声を掛けると、男性は「私、近くの小学校の教師です。子どもたちから『縄跳びを持った人に話しかけられた』と報告があったものですから、様子を確認しに来まして」と言いました。
「私は『おはよう』って挨拶しただけですよ!」と言うと、先生は「すみませんね。子どもたちには知らない人に話しかけられたら報告するように、と指導しているもので。申し訳ありませんでした」とすまなそうな表情で謝ってきました。
「でも大丈夫そうですね。本当に失礼いたしました」と先生は謝りながら帰っていきました。
子どもを守るため
最近は、子どもが巻き込まれる痛ましい事件も起きています。
先生たちも、子どもたちを守るためありとあらゆる対策を取っているのでしょう。私も、もし自分の子どもが学校に通うとしたら、先生方には安全対策をしっかり取ってもらいたいと感じます。
「自分が子どもの頃とはわけが違うよね……」そんなことをしみじみと感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。