これは筆者の友人Aさんのエピソードです。体調を崩してからと言うもの、Aさんの娘さんは介助を全て引き受けてくれていました。しかし、女同士だからこそ、日々の生活で言いたいことを言い合ってしまうこともしばしば。一方、数ヶ月に一度程度顔を出す息子さん。彼はそのたびに穏やかな口調で優しい言葉をかけてくれました。そんな言葉に安心していた日々でしたが……?
周囲に漏らした愚痴が娘の心を遠ざけていった
友人の一言が気づきをもたらしました。Aさんは自分から娘への感謝の言葉が少ないことにようやく気づきました。息子の言葉が心地よいと思えたのは、聞きたい言葉をかけてくれるからに過ぎなかったのです。感謝の気持ちを表すことの大切さ、「ありがとう」を伝えることはとても大事なことですね。
【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。