冷静な行動を選択
強い痛みと腫れがありましたが、その場で慌てるのは禁物。
私はすぐに携帯電話を取り出し、スズメバチの姿を写真に収めました。後で病院に行ったときに種類を正確に伝えるためです。
蜂の種類によって処置も異なる場合もある、と聞いたことがあったので、証拠を残しておこうと思いました。
その日はたまたま夫が仕事で不在だったので、途中で抜けるわけにもいかず、なんとか運動会が終了するまで乗り切りました。
医師の反応と安堵
痛みが続いていたため、運動会が終わってから病院へ行きました。医師に「これに刺されました」と写真を見せると、「撮影するなんて、冷静ですね」と驚かれました。
適切な処置のおかげで症状はひどくならず、腫れも翌日にはすっかり引きました。
何よりも、子どもが被害に遭わなかったことが本当に幸いでした。
あの瞬間、自分で良かったと心から思いました。
秋の行楽シーズンはスズメバチに注意!
今回の出来事は、大ごとにならずに済みましたが、大きな教訓を残しました。
秋はスズメバチの活動が活発になる季節。レジャーシートを広げる前には必ず周囲を確認し、予防を徹底することが何より大切です。
自然の中には予想できない危険が潜んでいます。正しい知識と冷静な行動、そして「備え」があれば、大きなトラブルを防ぐことができます。
以来、子どもと外で遊ぶときには、必ず虫よけ対策を行い、周囲を入念にチェックするようになりました。
安心して楽しい時間を過ごすために、準備と予防が大事だと実感した出来事でした。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。