我が子の学芸会は親にとって大切なイベントの一つです。楽しみな気持ちだけでなく、子どもの成功を本人以上に緊張しながら見守ることもあります。しかし、学芸会はさまざまな人が出入りし、ルールが緩いゆえに、想定外のトラブルが起こることもあります。
今回は、筆者の友人A子が娘の5年生の学芸会で、他学年の保護者によって味わった残念なエピソードを紹介します。
今回は、筆者の友人A子が娘の5年生の学芸会で、他学年の保護者によって味わった残念なエピソードを紹介します。
そしてなんと、ママグループの1人が娘のソロパートの演奏中に大笑いをしたのです。なぜ笑ったのかは分からないものの、おそらく誰かが冗談でも言って笑わせたようでした。私はこの突然の笑い声に気をとられ、娘の演奏を聞き逃してしまいました。さらに、撮影していた娘の映像にもこの女性の笑い声が入り、ピアノの音を動画でも楽しむことができません。
夫に送ったけど......。
演奏会の後、仕事で行けなかった夫に娘のソロパートの動画を送ったものの、返信はありませんでした。どうやら、夫は女性の笑い声が響く動画が何の動画なのか理解できなかったよう。帰宅した夫に今日の出来事を話すと、夫も当然のことながら激怒。また、娘もその動画を観てガッカリし、しばらくおとなしくなってしまいました。
学芸会は一般のコンサートや演劇とは違うし、それぞれのマナーや倫理にゆだねられている部分が大きいですよね。だからこそ、お互いを思い遣った行動が求められると思います。自分たちにとっては何気ない会話や音であっても、他の人にとっては一生残る残念な思い出の原因になってしまうこともあります。
【体験者:40代・会社員、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:太田あやこ
大学でジェンダーや女性史を学んだことをきっかけに、専業ライターとして活動中。自身の経験を活かしながら、幅広い情報収集を行い、読者に寄り添うスタイルを貫いている。人生の選択肢を広げるヒントを提供し、日々の悩みに少しでも明るさをもたらせるよう、前向きになれる記事づくりに取り組んでいる。