ずっと、義母の「ある言動」が苦手でした。でも、波風を立てるまいとやり過ごす日々。しかし思いがけず、我が子が放った“ひと言”が状況を変えて……。筆者の友人が、体験談を語ってくれました。
義母の言動に募るモヤモヤ
私の夫は長男で、弟がいます。
弟夫婦に子どもが生まれて以来、義母は我が家に来るたび、息子の持ち物を“お下がり候補”としてチェックするのです。
「同じ男の子でよかった」
「これお下がり予約しておこうかな」
「これ、譲ってあげてね」
こうした言葉に、私はいつもモヤモヤしていました。
心が重くなる“ある習慣”
甥と息子は5歳差で、もちろんお下がりをあげるつもりはあります。
でも、私が息子に買って今も使っているものをお下がり待ちするなんて、ちょっと図々しいような……。
「また”お下がり”って言われるのか」と思うと、義母が家に来るのが苦痛でした。
そんな中、息子が楽しみにしていたキックバイク(ペダルなし自転車)を買った日のこと。
さっそく息子がスイスイと乗りこなしていると、タイミング悪く義母がやってきました。
息子が放った意外な言葉
義母は、
「すごいすごい! こんなに乗れるなら、もうすぐ自転車に乗れちゃうわね。そしたら、Aくん(甥っ子)に譲ってあげてね」
と言いました。