今回は、筆者の友人Aさんから聞いたPTA活動中のエピソードです。
真面目で責任感の強いAさんが、グループ連絡の中で直面した“既読スルー問題”。
一見穏やかなママ友とのやりとりの中に潜んでいた、意外な本音と気づきとは……?

まさかの開き直り発言に凍りつく

そして迎えた参観日当日。何事もなかったように現れたKさんは、満面の笑みで「おはよ〜♪」。Aさんが思い切って声をかけようとしたとき、Kさんはさらっと一言。「ラインね~、通知多くて面倒だから見てなかったわ~! こまけぇ(笑)」その場の空気が一瞬で凍りつきました。

一言伝えたら、空気が変わった

さすがのAさんも内心カチンと来ましたが、大人の対応を意識して冷静にこう伝えました。「連絡を見てもらえないと、他のママたちにも迷惑がかかるし、正直困るんだよね」。するとKさんは少し驚いた顔をして「……ごめん、そこまで思われてるとは思わなかった」と、しおらしく謝罪。その後は既読もつき、返信も返ってくるようになったそうです。

“遠慮せずに伝えること”の大切さ

LINEの返信は義務ではありませんが、学校行事など人との連携が必要な際はできるだけ返信した方がよいものです。
Aさんは、「嫌われたくない」という気持ちから遠慮していたけれど、今回のことで“言うべきことを伝える勇気”の大切さを実感。「意外と相手は、迷惑をかけてる自覚すらないこともあるのかも」と話してくれました。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。