これは筆者自身の体験です。
結婚して数年、夫との生活にも慣れてきた頃のこと。
「家族で心地よく暮らせる家にしたい」と思いながらも、どうしても直せない夫の習慣にモヤモヤ……。
ある夏、電気代の高騰をきっかけに、私は少し強めの一言を放ちました。
そこから始まった、ちょっと意外な夫の変化の記録です。

厳しい一言が効いた!

我慢の限界だった私は、ある晩ついにこう言い放ちました。「今月の電気代の増加分、あなたのお小遣いから引かせてもらうからね」。すると夫は急に真顔になり、「え、いくら……?」とおそるおそる質問。私は「今月は5,000円減らすね」と伝えました。夫は驚きながらも、「なんとかならない?」と交渉してきましたが、「じゃあ今月は半額の2,500円にする。でも来月からは全額引くからね」と一歩も引きませんでした。

翌日から夫に変化が!

驚いたことに、翌日から夫の行動が一変。テレビもエアコンもきちんと切り、電気も消して、何よりちゃんと寝室で寝るようになったのです。何を言っても変わらなかった夫が、「お小遣い減額」の一言でここまで変わるとは……! それ以来、リビングの無駄な電気もなくなり、家計も少しずつ楽に。私自身のイライラも減り、夫との会話も以前より穏やかになった気がします。

この出来事で、「ときには厳しさも愛のうち」と実感。家計にも優しくなり、家庭内の空気も快適になりました。やっぱり、言いにくくても「伝える」って大事ですね。

【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。