旅行帰り、空港までの列車がまさかのストップ。
けれど私はすでに空港に到着していて、予約便に間に合いました。
普段から心がけている「早め行動」のありがたみを強く感じた出来事です。
「早め行動」が私の習慣
私は昔から「なにごとも早めに動く」ことを習慣にしています。
走るのが苦手というのもありますが、ゆっくり安心して動きたいタイプ。
特に旅行の帰りは、渋滞や遅延を考えて、フライトの2時間前には空港に着くようにしていました。
その日も例外ではなく、余裕を持って空港へ向かったのです。
空港に響いたまさかのアナウンス
ところが、空港に到着して間もなく、耳に飛び込んできたのは「列車がトラブルでストップしている」というアナウンス。
利用予定だった交通機関が止まり、乗客たちはざわめき始めました。
しばらくすると窓口にも人が押し寄せ、列はどんどん長くなっていきます。
空港に到着した人の中にも、予定の便に間に合わず焦りを隠せない様子も見られました。
余裕をもたらした売店でのひととき
「もし私がぎりぎりに動いていたら……」
そう考えると背筋がひやりとしました。
私は早めに空港に着いていたため、チェックインもすでに完了していました。
周囲が慌ただしく列をなす中、普段なら慌てて素通りしてしまう売店で足を止め、旅の余韻を味わいながらお土産を選ぶ余裕すらあったのです。
混乱を横目に安心できたのは、普段の早め行動が思いがけず役立ったからだと思います。
「備えあれば憂いなし」を実感した瞬間
交通機関が遅延したことを知った友人からも「空港にちゃんと着ける?」と心配の連絡が。
慌ただしい空港の光景を思い浮かべていたようで、私が無事に出発ロビーにいることを伝えると安心してくれたようです。
搭乗時間になって機内へ入ると、座席表では満席に見えていた機内は空席が目立っていて、列車が止まったことで間に合わなかった人もいた様子でした。
「備えあれば憂いなし」とはまさにこのこと。
早め行動は地味だけれど、いつか必ず自分を守ってくれる。
そう実感した出来事です。
【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。