子どもの中学受験。努力はしても明暗がわかれ報われないこともありますよね。これは筆者の知人から聞いた、そんな私立の中高一貫校の中学受験にまつわるちょっとモヤっとする話です。
本当に行かなくて良かった!?
「周りができる子ばかりで成績は底辺」「部活も厳しくてついていくのがたいへん」「修学旅行の積立金額が高すぎて」合格したAの娘が通っている私立の中高一貫校の文句を次々と話し始めました。
挙句、満面の笑顔で「本当に行かなくて良かったよ!」と励ますように私の肩を叩いた時には、何とも言えない気持ちになってしまいました。
もしかしたらこれは受験に失敗した我が子と私への配慮だったのかもしれません。それとも単なる自慢か嫌みなのか……どちらにしても私は何だかモヤモヤ。
愛想笑いを浮かべながら急いでるふりをしてそそくさとその場から退散しました。私の心が狭いのかもしれませんが、そのような話はできればしてほしくなかったなと思った出来事でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2023年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。