夜の駅で何本もの電車を見送る少女。
その不自然な様子に胸騒ぎがして声をかけた女性たちに対し、彼女は思いがけない言葉をこぼしました──。
今回は筆者の友人から聞いた、ホッと一安心した印象的なエピソードをご紹介します。
その不自然な様子に胸騒ぎがして声をかけた女性たちに対し、彼女は思いがけない言葉をこぼしました──。
今回は筆者の友人から聞いた、ホッと一安心した印象的なエピソードをご紹介します。
少女
これは、平日の夜、友人と帰りの電車を待っていたときの出来事です。
「あと5分くらいしたら電車に乗れるね」
「疲れたし早く帰ろうか」
なんて友人と話していると、ふと少女が目に入りました。
その子は小学生くらいでベンチに座っていたのですが、何本も電車を見送ってはおどおどしているのが何だか気になります。
スマホを握りしめていたものの、誰かと連絡を取っている様子もなく、ただただどうしようか迷っているような雰囲気が見てとれました。
声をかけると?
その少女がなんとなく気になり見ているうちに、何だか胸騒ぎがした私。
「あの子、変じゃない?」
と友人も気になったようで、思い切って2人で声をかけてみることにしたのです。
すると、少女は急にぽろぽろと大粒の涙をこぼし始めるではありませんか!
急な変化に驚きましたがハンカチを渡してなだめつつ、駅員さんにも声をかけ、一緒に話を聞くことにしたのです。