筆者が体験したお話です。
子どもが生まれたあと、ママ達なら一度はやったことがあるはずの“ある行動”を取った私。それを見た姑から言われた一言に耳を疑いました。

初孫の教育に熱心な姑

第1子が誕生したときのことです。

姑は、初孫とあって孫の誕生をかなり楽しみにしていました。
実際、孫を初めて抱っこしたときはメロメロで、「こんな賢そうな顔の赤ちゃん見たことない!」などかなりの溺愛っぷり。

そのうちに姑は幼児教育について調べ始め、いろんな本を読んだり、幼児教室からパンフレットをもらってきたりとかなり気合が入っていました。

「幼児教育についてなら、私に聞いて!」と自信たっぷりに言ってくることもありました。

ある日やってきた姑

子どもが生まれてからしばらく経ったある日、我が家に姑がやって来ました。

孫を抱いたり、お世話を焼いたり、とても可愛がっています。

そのうち、眠くなった子どもが泣き始めたので、寝かしつけるため私は子どもを抱っこし立ち上がりました。

そして、いつものように子守唄を歌い始めます。

すると、それまでニコニコしていた姑が、突然顔色を変え始めました。

姑が放った一言

「ちょっと、それ止めて!!」

姑がいきなり大声を出したので、私も子どももびっくり。
びくっとした子どもをなだめながら「や、止めてって何をですか?」と尋ねる私に、姑は私の顔を指差しこう言いました。

「子守歌よ!」
「正しい音程を聞かせていないと、将来音痴になる可能性があるそうよ! あなたの子守歌より、CDでクラシック聞かせる方が絶対いいわよ!」

そう言うと姑は、「そうだ! クラシックのCD今度持ってくるわね!」といいことを思いついた、とばかりにぽんっと手を打ちました。

そうなのかもしれないけど

確かに、CDなどで正しい音程を聞かせるほうが、正確な音程を身につけられるのかもしれません。
そしてそういう方法を否定する気もまったくありません。

私の子守歌自体も、そんなに上手くないことは分かっています。

しかし、私は子守歌は愛情表現でもあると考えていますし、子どもも落ち着くのかよく寝てくれます。

この出来事以降、姑とは余計な言い争いをしないためにも、姑の前で子守歌は歌わないようにした私でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。