体の不調や心の辛さは、なかなか理解してもらえないことも多いですよね。けれど、ほんの少し工夫することで、身近な人の態度や関わり方が驚くほど変わる場合もあるようです。今回は、筆者の知人の体験談をご紹介します。
理解してもらえることで救われた
帰り道、夫がぽつりと「知らなくてごめん」と口にしたとき、私の胸はじんわりと温かくなりました。
その日以来、夫は以前より積極的に家事を手伝ってくれるようになり、私の体調を気遣う言葉も増えました。
私が汗をかいて辛そうにしていると「休んでいいよ」と声をかけてくれ、夜に気分が沈んだときも、そっと隣に寄り添ってくれるのです。
一度一緒に婦人科へ行ってくれただけで、夫がここまで変わるとは思ってもみませんでした。
理解してもらえることが、こんなにも心を軽くし、支えになるのだと、改めて実感した出来事でした。
【体験者:50代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。