友人関係。幼児の時から始まり、大人になっても向き合う問題だと思います。
大人になれば表面上は笑顔で取り繕うことは出来ますが、心の中ではどうでしょうか。
今回は筆者の友人C子が体験した出来事をお届けします。
大人になれば表面上は笑顔で取り繕うことは出来ますが、心の中ではどうでしょうか。
今回は筆者の友人C子が体験した出来事をお届けします。
行事の写真販売
C子の息子が通う幼稚園では、行事ごとにカメラマンが撮影に入り、後日写真の販売が行われます。
販売方法は、サンプル写真を遊戯室に貼りだし、保護者がその中から目当ての写真を選んで、番号を記入して申し込む、というものです。
販売日初日は混雑するため、C子は販売最終日、子供を園に預けた後、遊戯室に向かいました。
遊戯室にはフィルムに入った写真がたくさん貼りだされています。
そこに、とある位置でペンを片手に写真を眺める保護者が一人いました。
あ、あれはA子ちゃんのママ? 写真に向かって何を?
C子の息子と同じクラスの女の子のママでした。
A子のママは無表情でペン先をある写真に塗り付けています。
塗りつぶされた写真
C子は何か見てはいけないような気がして、いったん外に出ました。
そしてA子ママが遊戯室から完全に出たタイミングで、もう一度戻ることに。
A子ママがいた辺りの写真を見てみると、一枚の写真、被写体の顔が写っているであろう部分が二つ、ペンで塗りつぶされていました。
これは?
C子は恐る恐るフィルムから写真を抜いてみると……
それは、同じクラスのB子ちゃんとそのママが親子で写っている写真でした。